絵描き歌の奥深い世界

sonya-lynne-siaZOhMQsMM-unsplash

どうも、おで子です。

2022年ですね。朗らかで良い一年にしていきたいと思います。

 

さて、朗らかの代表といえば、やっぱり絵描き歌ですよね。

先日、友人たちとリモート絵描き歌大会を開催したところ、非常に楽しい企画になりました。

掲載許可をもらったので、そのときのことをば。

 

絵描き歌大会とは、その名のとおり、絵描き歌に合わせて絵を描くという企画です。

一般的な絵描き歌あそびと異なるのは、「正解を知らないまま描き始める」というところ。

「一人が絵描き歌を歌い、他の人は何を描かされているか分からないまま、ただひたすらその指示に従って描く」というシンプルなルールです。

 

絵描き歌って、実はかなり奥深くて、いろんな要素の詰まっているものだと思うのです。

一つの絵を単純な形に分解する画力。

それを適切なものに例える発想力。

よい調子に整える日本語力。

そう考えると、歌い継がれている絵描き歌はよくできているなぁと思います。

 

たとえば、日本一有名なあの絵描き歌。

 

棒が一本あったとさ

葉っぱかな?

葉っぱじゃないよ カエルだよ

カエルじゃないよ あひるだよ

6月6日に雨ざあざあ降ってきて

三角定規に ひびいって

コッペパンふたつ 豆みっつ

あっという間に かわいいコックさん

※それぞれ少しずつ違いがあると思いますが、私は幼い頃からこれで育ってきました。

 

口を「葉っぱ」で表現し、

腕から手にかけての形を「6月6日」に見立て、

ズボンの描き方を「三角定規にひびいって」で表し切るこのセンス…!

 

さて、このあまりにも著名な絵描き歌ですが、大会参加者の友人たちより「実はうろ覚えかもしれない」という声が聞かれたので、私が歌い、歌の通りに描いてもらうことにしました。

 

あひるの登場あたりまではそれなりのスピード感で描いていく友人たち。

ところが、途中から不穏なつぶやきが聞こえてきます。

 

「6月…6日…?こうか…」

「私は何か思い違いをしていたようね…」

「豆…みっつ…??残り一つはどこに?」

 

あれ、みんなこれあんまりやらなかった…??

いや、でもさすがに完成形は思い描けているはず。

ご存じかと思いますが、正解はこちらです。(画:おでこ)

 

スクリーンショット 2022-01-23 17.33.17-1

 

体のバランスがやばいですが、まぁ正解は正解です。

それでは、参加者のみなさんの作品を見てみましょう。

 

image_2022_01_23T08_32_13_574Z-1

「なんかムキムキになっちゃったんだけど」

「頭の丸は一体…?」

「豆三つがわかんなくて…」

「第三の目を開眼させたわけね」

 

7760BCAC-1541-4E63-856C-F14B37760213-1

 

「下がおむつのようだ…」

「足どうなってんの?」

「豆三つが分かんなくてとりあえず靴に穴を開けたんだよね」

 

まじか。日本一有名な絵描き歌なのに。

 

そんな奥深い絵描き歌ですが、今回自作絵描き歌を用意してきた猛者がいました。

さっそく友人作の絵描き歌を見てみましょう。

下記の指示に基づいて、みなさんもぜひ描いてみてくださいね。

 

お山がひとつ ありまして

下から三日月 出てきたよ

あ!左からでかいバラン

え!右からもちっちゃいバラン

あっという間に…

 

指示はここまで。もう絵は完成しているはずですが、

どうですか?どんなものが描けましたか?

ちなみにバランというのは、お弁当とかを仕切る、草の植え込みのような形の緑の仕切りのことです。バランが出てくる絵描き歌なんて新鮮ですね。

 

さて、描いてみた方は、きっとこのような雰囲気になっているのではないでしょうか。

 

スクリーンショット 2022-01-23 17.05.10-1

 

何だこれ、、風景画でしょうか?

 

正解は、

 

image_2022_01_23T08_06_22_978Z-1

 

斬新!!!

 

本企画、味のある迷画がたくさん生まれたのですが、絵描き歌自体の著作権がありますので泣く泣くカットしまして、、

何はともあれ、愉快な企画になりました。

 

お出かけできない世の中、何か楽しいことはないかと思っている方がいらっしゃいましたら、

ぜひ絵描き歌大会の開催も選択肢に入れてみてくださいね!

私も第二回大会が開催されましたら、自作の絵描き歌を用意していきたいと思います。