どうも、おで子です。
2022年ですね。朗らかで良い一年にしていきたいと思います。
さて、朗らかの代表といえば、やっぱり絵描き歌ですよね。
先日、友人たちとリモート絵描き歌大会を開催したところ、非常に楽しい企画になりました。
掲載許可をもらったので、そのときのことをば。
絵描き歌大会とは、その名のとおり、絵描き歌に合わせて絵を描くという企画です。
一般的な絵描き歌あそびと異なるのは、「正解を知らないまま描き始める」というところ。
「一人が絵描き歌を歌い、他の人は何を描かされているか分からないまま、ただひたすらその指示に従って描く」というシンプルなルールです。
絵描き歌って、実はかなり奥深くて、いろんな要素の詰まっているものだと思うのです。
一つの絵を単純な形に分解する画力。
それを適切なものに例える発想力。
よい調子に整える日本語力。
そう考えると、歌い継がれている絵描き歌はよくできているなぁと思います。
たとえば、日本一有名なあの絵描き歌。
棒が一本あったとさ
葉っぱかな?
葉っぱじゃないよ カエルだよ
カエルじゃないよ あひるだよ
6月6日に雨ざあざあ降ってきて
三角定規に ひびいって
コッペパンふたつ 豆みっつ
あっという間に かわいいコックさん
※それぞれ少しずつ違いがあると思いますが、私は幼い頃からこれで育ってきました。
口を「葉っぱ」で表現し、
腕から手にかけての形を「6月6日」に見立て、
ズボンの描き方を「三角定規にひびいって」で表し切るこのセンス…!
さて、このあまりにも著名な絵描き歌ですが、大会参加者の友人たちより「実はうろ覚えかもしれない」という声が聞かれたので、私が歌い、歌の通りに描いてもらうことにしました。
あひるの登場あたりまではそれなりのスピード感で描いていく友人たち。
ところが、途中から不穏なつぶやきが聞こえてきます。
「6月…6日…?こうか…」
「私は何か思い違いをしていたようね…」
「豆…みっつ…??残り一つはどこに?」
あれ、みんなこれあんまりやらなかった…??
いや、でもさすがに完成形は思い描けているはず。
ご存じかと思いますが、正解はこちらです。(画:おでこ)
体のバランスがやばいですが、まぁ正解は正解です。
それでは、参加者のみなさんの作品を見てみましょう。
「なんかムキムキになっちゃったんだけど」
「頭の丸は一体…?」
「豆三つがわかんなくて…」
「第三の目を開眼させたわけね」
「下がおむつのようだ…」
「足どうなってんの?」
「豆三つが分かんなくてとりあえず靴に穴を開けたんだよね」
まじか。日本一有名な絵描き歌なのに。
そんな奥深い絵描き歌ですが、今回自作絵描き歌を用意してきた猛者がいました。
さっそく友人作の絵描き歌を見てみましょう。
下記の指示に基づいて、みなさんもぜひ描いてみてくださいね。
お山がひとつ ありまして
下から三日月 出てきたよ
あ!左からでかいバラン
え!右からもちっちゃいバラン
あっという間に…
指示はここまで。もう絵は完成しているはずですが、
どうですか?どんなものが描けましたか?
ちなみにバランというのは、お弁当とかを仕切る、草の植え込みのような形の緑の仕切りのことです。バランが出てくる絵描き歌なんて新鮮ですね。
さて、描いてみた方は、きっとこのような雰囲気になっているのではないでしょうか。
何だこれ、、風景画でしょうか?
正解は、
斬新!!!
本企画、味のある迷画がたくさん生まれたのですが、絵描き歌自体の著作権がありますので泣く泣くカットしまして、、
何はともあれ、愉快な企画になりました。
お出かけできない世の中、何か楽しいことはないかと思っている方がいらっしゃいましたら、
ぜひ絵描き歌大会の開催も選択肢に入れてみてくださいね!
私も第二回大会が開催されましたら、自作の絵描き歌を用意していきたいと思います。