こんにちは、水風呂がとにかく好きな赤福です。
皆さんは今年の夏はいかがお過ごしでしたでしょうか。
私は趣味は旅行と水風呂なので、こんなご時世ではなかなか厳しいところがありました。
弊社の神戸拠点の近くにも私の大好きな施設があるのですが、こんなご時世ではいけないので写真をみてなんとか正気をたもっています。
最近、守り神にも挨拶できていないなあなんて思いながらも今は我慢。
さて、こんな時には読書に限る、と言うことで、今年の夏はよく読書をしていました。
それでは早速、赤福が今年読んだ本で面白かったものベスト3紹介コーナー!!パフパフー!!
まず最初は、こちら「私はまだかつて嫌いな人にあったことがない 淀川長治」
日曜洋画劇場の締め括りの語り部を務めていた淀川さんのエッセイです。
彼が映画から学んだことを過去の思い出と共に淡々と語って行くのですが、
一つのことに生涯をかけた人の言葉はやはり含蓄があり、彼の人間性にいつの間にか魅了されてしまいます。
自分に置き換えて見ると、私の人生はどんな風に語ることができるのだろう、といつの間にか内省的に、
でも前向きな気持ちになれるそんなエッセイです。
では、お次はー!こちら「三体 劉 慈欣」
初めてのチャイニーズSF。どうやったらこんな話を思いつくんだ?ってくらいにストーリーが面白いです。
三体と言う3つの太陽をもつ星を舞台に描いたゲームをめぐる物語ですが、主人公はこのゲームにのめり込んで行くにつれ、
そのゲームの本当の目的を徐々に知って行く。巨大な組織が関わるそのゲームの狙いとは、、、
と言うお話です、高校物理で習ったなー、みたいな話がたくさん出てくるのでとにかく頭が疲れる、と言うのと、登場人物の中国名がなかなか頭に
入ってこないですが、ガッツリSFにつかりたい人はぜひ。
最後にこちらババン!「そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ」
死別や離婚、海外転勤でコロコロ両親が変わってしまう主人公、でもそれぞれの親は主人公をとにかく愛していて、
主人公はそんなバトンを次の世代に渡す、と言うお話。
とにかく全ページ通して悪い人が全然出てこない。登場人物の愛が直で活字から伝わってきます。目が文字を滑りつつも、
それすらももったいないと思い直し、丁寧に読み直してしまうような素敵なお話、心が疲れている時にぜひ。
次回は恒例の遠方のいい水風呂紹介コーナーに戻れるような、そんなご時世になっていることを願って、それではまた