尊厳ある者

0327-2-300x279

こんにちは、サニーです。

タイトルなにこれ?と思った方もいらっしゃるかと思いますが宝塚歌劇、花組の演目の名前です。
オクタヴィアヌス帝に送られた”アウグストゥス”の称号の意味だそうです。

エンターテインメント自体をまったく見なくあまり興味がなく、言わずとも宝塚歌劇もそうだったのですが、

仲良い先輩後輩に宝塚ファンが数人いて、様々あって、宝塚歌劇に興味が湧いている今日この頃です。
劇場近くの雰囲気も異国風で惹かれるため、運動がてら時間かけて散歩しにいったりもしています。(写真たちはその際に撮ったものです)

 

さて、最近感動したことがありまして。アウグストゥス-尊厳ある者- の公式の初日動画です。
主役のスターさんにはもちろんなのですが、それだけでなく、周りの演出にも目を奪われました。

https://www.youtube.com/watch?v=AWuoN5_9H8E

例えば、カエサル(王様)役の人がでてくると、民衆の女役と男役がカエサルを褒めたたえます。(0:38~0:40)
※この場面では数人しか映っていませんが、民衆はもっといます(01:33~)

 

想像すると、王様が登場したとしても、民衆がいなければ「ひとりぼっち、孤独の王様」という印象になってしまいます。
栄光を受ける権威ある王様とはほど遠い姿になると思います。

 

他の場面だと(02:37~02:45)でしょうか、
周りの黒い人がいることでよりおどろおどろしい雰囲気が醸し出されています。怖いいぃ。
このように周りがいるからこそ、その役がさらに映えるということを目の当たりにし、
一人一人が主役でなくとも、各自の役割を全うし最善を尽くした結果、一つの大作ができあがるという点に感動を覚えました。

1613291006340

 

そして同時に、数年前あるコーチにいわれた言葉を思いだします。
私は中学から今に至るまでスポーツをしているのですがその中でいただいた言葉です。
「例えばバスケットボールでは、シュートが決まると、点を入れた人に目が集まるが、
それまでにアシストや、シューターが打ちやすいように動いたり、
目立たなくても得点しなくても、動いている人が必ずいる。

 

シューター1人の頑張りの得点というよりは回りがいてこその得点であり、
皆が各自の位置でそこで全力を尽くすことににより全体が勝利することができる。

 

このようにスポーツでもそうだし、コートの外の生活でも、何にでもそうだ。
自分の個性を活かせる役割が必ずあるから、それを見つけなさい。
目立つ位置でなくてもその位置で最善を尽くしなさい。
そこが一番自分が輝ける場所である。」
と話していただいたことがあります。

 

この言葉は結構自分の中で転機となった言葉なのですが、
今回この宝塚の動画を見たことでそのコーチの言葉がより強く心に刻まれました。
これを改めて心にとめて、いつもどこでも、自分の個性にあった役割を探して全うしていきたいです。

 

ちなみに、今はコロナ禍で花組公演の千秋楽が配信されており、7/4の日曜日に東京千秋楽の配信があるようです。
日曜日のお休みの日ですので、興味のある方は家で見てみてはいかがでしょうか。