撞点ってなんでしょう

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日ごとに暖かさを感じられるようになりまして春を感じております。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

suwakenです。

桜もちらほら咲きはじめましたので花見が楽しみです。
花粉の猛威はまだまだ落ち着きませんが。。

 

さて、

今回は球撞き(ビリヤード)についてです。
皆さん1度くらいやったことはあるかと思います。
おそらくゲームは9ballでしょうかね。

基本的には、番号の若い球からポケットしていき最終的に、9番をポケットした方が勝者。
手球を1番にあて、その1番が9番にあたって9番がポケット、となってもゲーム終了(コンビネーションショット)。
手球を1番にあて、そのあと手球が9番にあたって9番をポケットでもOK(キャノンショット)。

以上のルールは結構知られていますが、ポケットビリヤードの本来の面白さって何でしょう?
ボールをポケットすること?

私が思う面白さは「イレ」と「ダシ」。

「入れ」とは、ボールをポケットすること。こちらはほとんどみんな理解しています。
狙い通りにポケットした時は気持ちのよいものです。
では「ダシ」ですが、これは的球をポケットしたあとに、次の的球をポケットしやすいように
的球の位置をコントロールすることですが、こちらの方が奥が深く面白い。

手球コントロールでわかりやすいのは、球の上か下かを撞いてみる。

ちなみに球を撞く場所を「撞点」と呼びます。
まぁ、たかが上下を撞くだけの事ですが、それでも球の回転ってちょっと複雑。

撞点の上下による球の回転の変化は次の3つです。

・撞点上を撞くと、前進回転がかかる。
・撞点芯を撞くと、無回転で進む。
・撞点下を撞くと、逆回転がかかる。

※いくら強く逆回転をかけても、球の前進力が強く、 手球がバックすることはない。
(マッセと呼ばれる特殊な撞き方は除きます)

下の図は撞点と力加減の違いによる、球の回転の変化。
力が強いほど、球が滑る距離が長いことが解かる。
やわらかい力加減で撞くと、ラシャとの摩擦で、すぐに完全回転に変わる。

※ 完全回転とは、床面と球の滑りが無くなり 、円周分のちょうどの距離を、球が1回転で転がること。

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文章で表すと難しく感じますが、
「回転をかけた球が、 摩擦により徐々に前進回転になり、 次第に止まる」
ことを表しています。

 

上下の撞点だけでも下図のような動きになりますので、手球コントロールの基本になります。

※ちなみに下図No.3は芯撞きした時の強弱の変化です。

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※あたりまえのことのようですが、これがビリヤードを実際にプレイする上で、
全てのショットに関係することです。
とりあえず頭の片隅にでも入れておいてください。

 

たまには球撞きでもどうでしょうか。

是非ご一緒させてください。