快い春眠の朝を迎える頃となり、皆様、いかがお過ごしでしょうか、suwakenです。
騒がしい花粉もようやく落ち着いてまいりました。
普段より子供との遊び以外はインドアに徹しておりますが
コロナ過の影響なのか、私の趣味の一つであるビリヤードが
異様なほど混んでおり、ブームの再来か、と妙な高揚感を感じております。
(一時的なものとは思いますが・・)
そんな球撞きからひとネタ。
ビリヤードは手玉を的玉に当ててポケットに入れますが
中には入れにくい配置も多数あります。
例えばこんな配置。
もう絶望的ですね。
厚みが1mmくらいしかないのでほぼ入る気がしません。
ただ少しイレやすくする方法があります。
手玉の左右をひねる
この場合は手玉の右端を撞くと5割増しで入ります(たぶん)
だいたい1mm~10mmの間に行けば、ほぼ入ります。
(許容範囲が広いのです)
これは「ひねり」で撞いた手玉を先にクッションに入れてから「ひっかけ」て入れるテクニックです。
ではなぜ入りやすいか。
以前の投稿で「撞点ってなんでしょう」に手玉の撞く点について書かせてもらいました。
そこでは、手玉の縦のラインを中心からズラすことで、押し玉や引き玉ができます。
今回は手玉の横のラインを中心からズラすことで、手玉に左右の回転をかけてクッションした後の
反射角に変化を与えます。
絵で表すと、こんな感じです。
手玉の右を撞くとクッション時に右に反射します。
ひっかけはこれを利用して、クッションタッチしている球に向かって行くため、
厚みの許容範囲が広くなります。
(下図の赤い矢印の向きがポイントです)
ひっかけであれば、厚みの無い配置でも入ります。
上の配置は前述した配置ですが、極端に厚みが無い(マイナスの厚み)場合であってもひっかけなら入ります。
下の配置は距離が長いため難易度は高くなりますが、カーブをかけつつ、ひっかけて入ってしまいます。
今回は以前の縦の撞点に加えて、横に撞点を変えることで、クッション反射角を変えて
クッションタッチの球を入れやすくする方法を説明しました。
ラシャやクッションへの摩擦により球の動きが変わることも楽しさの一つであると思います。
是非、密を避けつつ撞球を楽しんでいただけたら幸いです。