サーカスが通る

みなさまごきげんよう。

東京スタッフ くろマメです。

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陽の落ちる時間が早くなり、どんどん寒くなりますね。

キンキンに冷えた黄色いビールよりも、

常温の黒いビールが美味しいと感じる季節です。

さてさて、本日は、秋の夜長にこの一冊、

最近読んだこちらの本をご紹介いたします。

写真 1

著者のパトリック・モディアノ氏は、2014年のノーベル文学賞受賞者であります。

受賞理由は

「最も捉え難い人々の運命を召喚し、占領下の現実を暴露する記憶の芸術に対して」

とはいえ、歴史色は濃くないです。少しミステリアスな雰囲気のある語り口で、

読者を先へ先へと誘導していきます。

写真右の『サーカスが通る』、これを読み終わった時には、

「捉え難い人々の運命」、「記憶の芸術」という受賞理由に、なるほど確かにと感じるとともに

複雑な物語ではないのに、もう一度読み返したい気持ちになりました。

『イヴォンヌの香り』は未読です、これも楽しみです。

読書の秋、みなさんもふらりと図書館へ出かけてみてはいかがでしょうか。

意外な本との出会いが、あるかもしれません!

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読書のおともは、Laphroaig 10y. ♪

写真 (2)